この記事はこんな方におすすめ
- 自分で着物を着ると、時間がかなりかかる
- 着付けのスピードを早くしたい
着付けを練習している着物初心者さんの中には、
私のように《教室に通わず動画や本で着付けを覚えた》人もいるでしょう。
そして《使っている長襦袢がおさがりで自分のサイズと合っていない》という方もいるのでは?
そんなあなた!
着付けのスピードが遅くてお悩みではないですか?
着物を着て出かけたいのに着付けに時間がかかって、出かける前に疲れてしまう。
汗だくになる。遊ぶ時間が少なくなる。とにかく時間がかかりすぎ!
私も着付けの練習を始めたころは小紋を着るのに2時間かかってました。
そんな私が今は20~25分くらいで紬や小紋を着れるようになりました。
【着付けの時間を短縮した】私の解決策をご紹介します。
着付けの時間短縮のポイントはマイサイズの長襦袢
結果から言いますと、
マイサイズの長襦袢を使うことによって私は劇的に時間短縮になりました。

着付けの練習を始めたころの私は、小紋を着るのに2時間くらいかかっていました。
しかも2時間かけたからってキレイに着れている訳ではなく。
冬の時期だったので結局羽織を上から着ることによってなんとかごまかしごまかし外出をしました。

なぜ時間がかかっていたのか
そもそも練習が足りないというのは大前提としてあるのですが、私はまず長襦袢を着るのに50分くらいかかっていて。
長襦袢のサイズが合っていない
サイズが合ってなかったんです。

たくさん着物はあるからわざわざ自分で買うって考えがなかったし、着物はサイズが合わなくても着られるって思ってたから(確かに着れるけど)長襦袢を着るのに時間がかかる原因は技術不足だと思ってた。
解決策はマイサイズの長襦袢
春になって暖かくなってきたので、夏用の長襦袢が欲しいなと思い、自分で着物を買ったことがなかったのですが思い切って買うことに。
メルカリで自分の身丈に合った長襦袢を見つけて買いました。(自分の身丈のサイズの調べ方は次の見出しで説明します。)
そして着てみたらなんとびっくり!!!!
襟合わせも!衣紋抜きも!一発で決められてすごく早く着られるようになりました!
着付けの時短のために買ったわけではなかったので、すんなり襟合わせができたのがなおのこと驚きました。
このころには、練習の甲斐もあり自分の技術も上がっていたのも理由のひとつではありますが、自分に合ったサイズの長襦袢を使うと、襟合わせや衣紋の調整も早くなるのを体験し感動しました。

自分に合っているサイズだとこんなにすんなり着れるんだ!最高!
もし私のようにおさがりの長襦袢で練習している方で着付けのスピードが遅いなと思っている場合は、長襦袢を変えることで時間短縮になるかもしれませんよ。
着付けの時間短縮のポイントは自分に合ったサイズの長襦袢を使うこと!
自分に合う身丈サイズの測り方
《身長×0.8》または《身長-32㎝》で計算してください。
大体の目安が分かりますね!
私のようにメルカリで探したりネットで既製品を買う場合は、ちょうどぴったりのサイズがないこともあります。その時は小さめを選ぶといいですよ。長いと着物のすそから見えてしまいますが、多少短い分には着れますので大丈夫です。
できれば、裄の長さも合っている方がいいです。
裄丈の調べ方
まっすぐ立って利き手を地面に水平に伸ばします。
首の後ろ中央にある骨の突起から方の真上を通り腕のくるぶしまでをはかります。
それに1~2㎝足した長さが裄丈になります。

私はメルカリで購入しましたが、検索するときに身丈のサイズを入れると探しやすいですよ。長襦袢のあとにご自分の身丈のサイズを入れてみてください。アンティーク、ユーズドを着る方でしたら、探せば結構選べますよ。
例
《長襦袢 128》
《長襦袢 135》など
ネットで買う場合は、それぞれサイズの記載があるはずなので、自分のサイズを探してみてくださいね。
身丈と裄丈のどちらも合うものが見つからない場合
身丈が長いのは、おはしょりを作ることで着れますし、裄丈が長い時は肩のところを安全ピンで少しつまむことで解決できます。なかなかぴったりのものが見つからない場合は工夫をして着ることは可能ですよー。
どうしても見つからない場合は思い切って仕立ててもらうのもいいかも!!
自分サイズの長襦袢は着崩れしにくく、着心地も良いはずですよ。
着物を着るスピードを早くしたい!というのが目的なので(いつかは仕立ててみたいですが)まずは既製品でサイズの合うものを見つけて練習してみるだけで効果があります。ぜひ試してみてください
使う道具を手の届く場所に置いておく
腰紐が足りないとか、伊達締めがないとか、必要な道具が手の届くところにないと、着付けに時間がかかります。なので必要な道具を手の届く場所に準備しておくことがポイントです。

それぞれの着方で必要なもの、使わないものがあるかと思いますが、私の場合はこちらを準備しています。(普段着:小紋、名古屋帯)
長襦袢を着る前に下着、ステテコを着て足袋を履く
長襦袢(半衿がついていて衿芯を入れた状態のもの)
腰ひも3~4本
伊達締め
着物クリップ
着物
帯
帯枕
帯揚げ
帯締め
帯板
上記のものを準備してから着るようにしています。
コツは手の届くところに置くということ!
イスの背もたれなどしゃがまなくても取れる位置に置くことで、着崩れも防げますし時間の短縮になります。
何度も練習をする
練習を重ねると着付けの時間が早くなってきます。
そりゃそうでしょ!という声が聞こえてきそうですが(笑)
最初は覚えられないので動画を見ながらだったり調べながらですが、覚えると見なくてもできるのでその分時間が短くなりますね。見ながら3回練習して、4回目は何も見ずに着てみると、自分の覚えていることろ覚えていないところが分かりますよ。分からなくなった時にまた動画で確認するといいと思います。
着付けのスピードを早くするためには、ただ練習するだけでなくたまには制限時間を決めて着付けてみてください。

今日は1時間以内で着れるようにしよう!
今日は30分を目標に着てみよう!!
なるべく目標の時間内で最後まで着れるように頑張ってみましょう。
私なりに着付けに時間がかかる理由を考えてみたのですが、その原因のひとつに何度も同じ所を触りすぎる!ということでした。

この時間が無駄だなと気付きました。
できるだけ少ない回数で、できれば1回で決められると時間はその分短縮できます。
着る練習をしていくとどんどんキレイに着られるようになっていくし時間も早くなっていきます。着付けにかかる時間を短縮して、そのぶん着物を着て出かけたりする時間を長くとれるようになるともっと楽しいですよ。
まだまだ私も練習中です。もっといろいろな着方も試してみたい!
着物生活を楽しむ人にとって参考になると幸いです。
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