「お正月に着物を着てみたい」「40代におすすめのお正月の着物ってどう選べばいいの?」
お正月に着物を着ている人がいるとその場がパッと明るくなりますよね。今年は着物をきてみようかなと考えている40代のあなたも、これを読むとお正月にピッタリの着物を選べますよ。
この記事で分かること
・初詣の着物には特にルールはないので好きな着物を着てOK!40代におすすめの着物の種類は「訪問着、付け下げ、色無地、小紋、紬」
・お正月にふさわしい柄は「宝づくし・松竹梅・扇・吉兆模様・水仙・鳳凰」など。
・着物が派手でも、落ち着いた帯や帯揚げで渋さを出していくのも◎!帯留めでお正月らしいモチーフを選んで遊ぶのも◎!いろいろなコーデの楽しみ方
【お正月着物】40代におすすめのなのは?
初詣に着ていく着物は特にルールはありません。なので好きな着物を着てOK!なのですが、どんなものがいいのかイマイチよくわからなかったりしますよね。今回は40代女性がお正月に着る着物でおすすめしたいものをまとめました。
まずは40代女性がお正月に着る着物でおすすめの種類はこちらです。
・小紋・訪問着・色無地・付け下げ・紬
次はシーンごとにおすすめを紹介します。お正月の過ごし方によって着る着物を選んでも良いですね。
お仕事関係の方や、目上の方にあいさつ回りをしたいなら→色無地
少しフォーマルな場所へ行く機会があるなら→訪問着・付け下げ
初詣や親せきの集まりなどがあるなら→小紋
お友達との気軽な初詣、ショッピングなどに行きたいなら→紬
洗える着物が安心して着られるママさんなら→ウール、木綿
それではこれから、それぞれの着物を詳しく説明していきます。
訪問着(ほうもんぎ)
- 特徴:訪問着は格調高く、華やかなデザインが特徴の着物です。柄が全体に広がり、お正月のような特別な場にもぴったりです。
- おすすめのデザイン:松、梅、竹、鶴などの縁起物が描かれたものや、季節感のある優しい色合いのもの。
- 帯:袋帯や名古屋帯を合わせて、上品なコーディネートに仕上げると良いでしょう。
訪問着とは
訪問着の柄は、肩、袖、裾にかけて全体的につながっています。着物を広げると、柄が一つの絵のように見えるデザインです。主に絹で作られており、光沢感があり高級感があります。
付下げ(つけさげ)
- 特徴:訪問着より少し控えめで、格式を保ちながらもシンプルなデザイン。上品で落ち着いた印象を与えます。
- おすすめのデザイン:控えめな金彩や淡いパステル調の柄は、40代女性に特に似合います。
付け下げとは
付け下げの柄は、肩、袖、裾などに部分的に描かれていますが、訪問着のように全体的につながっていません。訪問着との違いは、訪問着は柄がつながっている「絵画のようなデザイン」ですが、付け下げは控えめで柄が途切れています。
色無地(いろむじ)
- 特徴:単色で柄がないシンプルな着物。アクセサリー感覚で帯を工夫できるのが魅力です。
- おすすめの色:藤色、薄緑、淡いクリーム色など、肌を明るく見せる落ち着いた色味。
- 帯:金銀の帯や華やかな模様の帯を合わせることで、お正月らしい華やかさをプラスできます。
- 40代には、落ち着いた中にも華やかさを感じる色が似合います(藤色、薄緑、ベージュ、灰青など)
- 無地なので派手さはありませんが、シンプルさが逆に「洗練された美しさ」を引き出します。
色無地とは
色無地は、名前の通り無地の着物です。ただし、織りの際に入れられた地模様(例えば菊、流水、七宝など)がある場合もあります。柄が主張しないため、帯や小物でコーディネートを自由に楽しめます。
小紋(こもん)
- 特徴:普段着にも使える柄付きの着物ですが、お正月に合わせて少し上品な柄を選べば、カジュアルな集まりや外出に最適です。
- おすすめのデザイン:伝統的な柄(市松模様、矢羽根模様、七宝柄など)や季節の花柄
小紋とは 同じ模様が着物全体に繰り返し描かれているのが特徴です。柄の大きさや配置はさまざまですが、全体的に均一です。伝統的な柄、季節の柄、遊び心のある柄など種類が豊富です。
\大人の色気が引き出される!/
江戸小紋だと、小紋ではありますがとても上品に見えますね。
もっとカジュアルに着物を楽しみたいならデニム着物もおすすめです。和洋折衷のコーデ、和洋ミックスコーデにも使いやすいです!初詣は寒いのでタートルネックやパーカーと合わせたり、中にロングスカートを合わせても可愛いですね。
小紋でも、正絹なのか木綿なのかポリなのか、素材が違えば印象が全然変わってくるので、選ぶのも楽しいですね✨
お正月におすすめの着物の柄は?
お正月にピッタリの柄は「宝づくし・松竹梅・扇・吉兆模様・水仙・鳳凰」など。おめでたい柄がふさわしいとされています。
【初詣】40代におすすめの着物小物の選び方
お正月・初詣に着る着物を40代の方が選ぶ場合、どんな帯や羽織、帯揚げなど小物を選べばいいのでしょうか。「帯・半襟・帯揚げ・帯締め・帯留め・羽織」の選び方をまとめました。
40代の帯
お正月に着る着物に合わせる40代におすすめの帯は「名古屋帯・洒落袋帯」です。着物と組み合わせた場合のおすすめはこちらです。
訪問着と付け下げの場合は→袋帯
色無地の場合は→名古屋帯
小紋の場合は→名古屋帯か半幅帯
40代の半襟
半襟の柄や色は、着物や帯の柄とぶつからないように選ぶと良いです。顔まわりに近いところが淡く優しい色だと上品で落ち着いた女性に見えるので、ピンク、藤色、クリーム色などの淡い色は、女性らしく柔らかい印象を与えます。
おすすめは刺繍入り!刺繍が入っていると華やかさが増し、落ち着いた40代の雰囲気に合います。刺繍のモチーフは松竹梅、鶴、亀、梅、椿などの縁起物だとさらに良いですね。
40代の帯揚げ
素材で選んでみるのをおすすめします。
・正絹(シルク):高級感があり、しなやかな光沢が品格を感じさせます。お正月のようなフォーマルな場にぴったり。 ・絞り染め:絞りの模様が優雅で、控えめながら華やかさを演出できます。結んだときにふわっとした立体感が出やすいですよ。
帯揚げが濃い糸になると全体が引き締まります。もし、着物が派手でも、落ち着いた帯や帯揚げで渋さを出していくのもよいですね。
☆イメージ別コーディネート例☆
深い紫色の訪問着 × 薄いピンクの絞り染めの帯揚げ
→ 華やかさと柔らかさをプラス。
ベージュの着物 × 白地に金銀のぼかしの帯揚げ
→ 清楚で上品、お正月らしい華やぎ。
紺色の小紋 × 松葉色や黄色の絞り模様の帯揚げ
→ すっきりしつつも明るい差し色で新年らしさを。
40代の帯締め
帯締めのデザインは2種類あり、それぞれの特徴はこちらです。
丸組(まるくみ):丸みを帯びた形で品があり、フォーマルな場に最適。 平組(ひらくみ):幅が広く存在感があるため、柄物や模様入りの着物におすすめ。
着物や帯と調和する色を選びつつ、ワンポイントとして差し色になるものも◎。帯がゴールド系 なら 緑、紅、白で引き締める。着物が淡い色合い なら濃いめの色でアクセントを。着物が濃い色合いなら パステルカラーや白で軽やかさを。
帯締めは結び方によっても印象が変わります。お正月には立体感が出る華やかな結び方(片蝶結び、梅結びなど)を取り入れるのも素敵ですね。
40代の帯留め
お正月は特別な場ですので、帯留めには少し遊び心を取り入れながら、40代らしい落ち着きと品のあるものを選んでいきたいですね。
帯留めも素材で印象がガラッと変わります。年齢や着物の格式に応じて選ぶと大人の品格が引き立ちます。
ガラスや七宝焼き:繊細で透明感のある輝きが、40代の女性の上品さにマッチします。 天然石や真珠:落ち着いた美しさと高級感を演出。淡い色合いなら控えめで上品、濃い色合いならアクセントに。
縁起がいいもの、お正月らしいものを使ってみると雰囲気があって良いですね。
40代の羽織
羽織は着物や帯の色と調和させつつ、全体を引き締めたり華やかさを加える色を選ぶとバランスが良くなります。また、羽織の丈によって、全体の印象が変わるので、こちらも参考にしてみてくださいね。
ショート丈(腰丈):すっきりとした印象で、カジュアルにもフォーマルにも対応しやすい。
ロング丈(膝丈):エレガントで格調高く、特に訪問着や付け下げなどフォーマルな着物におすすめです。
【お正月着物】40代におすすめのなのは?まとめ
40代女性がお正月に着る着物でおすすめなのは、
お仕事関係の方や、目上の方にあいさつ回りをしたいなら→色無地
少しフォーマルな場所へ行く機会があるなら→訪問着・付け下げ
初詣や親せきの集まりなどがあるなら→小紋
お友達との気軽な初詣、ショッピングなどに行きたいなら→紬
洗える着物が安心して着られる子育て中ママさんなら→ウール、木綿
最近は、着物のルールにとらわれず、自由に着てOKという多様性の時代を感じます。初詣に関してはそもそも特に決まったルールもないので、この機会に自分の好きな着物を着てみると良いのではないでしょうか!!普段は着ない色味を着てみたり、和洋折衷のコーデに挑戦してみたりなど着物を楽しんで着れると楽しいですよね。素敵なお正月が過ごせますように。