こんな方におすすめ
- 子どもが暑がるから室温を下げてママは寒い・・・
- 寝るとき、エアコンの冷気で体が冷える
4歳むすめは「暑いと寝られない」ため、エアコン温度27度で扇風機を併用しているのですが、そうするとママは寒いんです。
《子どもが快適に寝られる温度にするとママが寒くて眠れない問題》
この問題を解決してくれたのが浴衣をパジャマにする方法でした。
この記事では浴衣をパジャマにおすすめする理由を解説しています。
これを読んだらアナタも浴衣で寝たくなるかも!?
浴衣は子育て中ママのパジャマに最適
子どもって寝るときにたくさん汗をかきますよね。
我が子たちはふたりとも汗っかきで、寝ているときにシーツに頭の汗の跡がついているほど!
だから、子供が快適な温度に設定して寝ると、寒い。
子供が暑がるから・・・。と寒いのを我慢して毛布や布団をかぶって寝ているママは私だけではないはず。
そんなママにおすすめしたいのが、浴衣で寝る方法です!
浴衣をパジャマにするメリット
私は浴衣や着物を日常的に着ています。ある時「寝るときも浴衣で寝てみよう」と思い、実践してみました。
すると毎晩寒い思いをして寝ていたのが、ちょうど良い体感温度で快適に寝ることができたんです。
理由
◇浴衣で寝ると肩や腕、足の部分にも布があるので寒くない
◇お腹部分に帯や紐があるので、お腹が冷えない
寝巻にちょうど良いので私は浴衣で寝るようになりました。
浴衣をパジャマにすると他にもこんなメリットがあります。
◇風通しがよく快適に着られる
◇吸水性があるので汗をよく吸う
風通しよく快適に着られる
寒い時には体を守ってくれる浴衣の布ですが、暑い時は話が別です。暑い時は布が邪魔に感じてしまうかもしれません。でも実は浴衣は涼しく快適に着られる構造になっているんですよ。
浴衣は脇の部分が開いています。このおかげで風通しが良いのです。暑い時には衿元を開いたり裾をはだけさせたりもできて自分で調節ができます。
外では衿を開くのも裾をはだけさせるのも出来ませんが、家の中なら気にしなくても良いですよね。体温調節がしやすいのでおすすめです。
吸水性があるので汗をよく吸う
浴衣は綿で作られているものが多いです。最近はポリエステルのものもありますが、寝るときに使うのであれば綿が良いですね。綿は汗をよく吸うので寝るときに汗をかいて服が張り付いてベタベタ・・・。なんてことを防げます。
浴衣をパジャマにするとこんなメリットがあるんです。
授乳中ママにもすすめたい
浴衣をパジャマ代わりにすると快適に過ごせる、と上記で述べましたが、私が感じたメリットは他にもあります。
授乳中のママに伝えたい!夜の授乳が寒くない!
私は現在8ヵ月の息子がいますが、まだ夜間の授乳があります。
私はTシャツで寝るとき授乳のたびに服をめくるので、気付いた時にはお腹や背中が冷えていたことが何度もあります。前開きのパジャマで寝るときは、ボタンをはずして授乳すると胸が寒いんですよね。(授乳用のパジャマを使用しているのなら問題ないかもしれません)
その点、浴衣で寝るようになった今は、
◇お腹が冷えなくなった
◇デコルテや胸が冷えなくなった
肌が露出する部分が少なくなったので、冷えにくくなりました。
浴衣で授乳する方法
浴衣で授乳できるの?
浴衣でも授乳できるんですよ。着物も同じ方法でできます。
浴衣での授乳方法
浴衣は脇の部分(身八つ口)が開いているので、そこから授乳をしています。
脇の開いている部分を胸の方に向かってひらいていくと胸を出すことができるので、やってみると案外カンタンなことに驚くかと思います。
脇からはやりにくいと感じた方は、衿をがばっと開いても授乳できるのでやりやすい方法でやってみてください。暑い時は衿を開くと涼しくなってちょうどいいです。
浴衣をパジャマ代わりにするのは、妊娠中もおすすめ。お腹がでてきても自分で調整ができるので体型の変化にも柔軟に対応できます。わざわざマタニティのパジャマを買わなくても浴衣だったらお腹が出てきても着られますよ。
浴衣をパジャマ代わりにするデメリット
浴衣をパジャマにするデメリットは「締め付けが気になる」こと。
女性の浴衣は大体がおはしょりを作って着るようになっているので、最低でも腰ひもと帯の2本の紐が巻かれています。
私も最初浴衣で寝たときはこの紐の締め付けが気になりました。もっとラクに着れたら・・・。
私が考えた方法は、
◇帯を子供の兵児帯に代えた
兵児帯がなければストールでもいいと思います。柔らかくて締め付けも余り感じないので寝やすくなりました。ぎゅっとしないで、ゆるめに結びましょう。
他にもおすすめの方法
・男性用の細い帯を使う
・帯を使わず伊達締めを使う
◇思い切って裾を短く切った
パジャマ用にしている浴衣は、洗濯して色落ちした部屋着用の浴衣だったので、思い切って裾を切りました。対丈(ついたけ=おはしょりと作らずに着る浴衣のこと)と呼ばれる状態にしました。こうすることで腰ひもが必要なくなり帯1本のみで着られるようになったのでとてもラクです。
旅館に泊まった時に浴衣で寝たりしませんか?旅館の浴衣はおはしょりを作りませんよね。それと同じで羽織って帯を結ぶだけにしました。
裾を切ったあとは、1㎝ほど折り返して(ミシンがあれば)ダーーっと直線で縫うだけなのでカンタンです。我が家はミシンがないので手縫いですが、適当に縫っていっても、まぁパジャマですからいいんです(笑)
切った部分を内側に1㎝ほど折り曲げてアイロンをかけ、何か所かマチ針で止めてからザクザクと縫いました。
◇起きたら浴衣がはだけている
起きたら浴衣ははだけていることも多いです。
私は全然気にしないのですが、もしはだけたことで肌が露出して寒いなら次の方法を試してみてください。
右側の衿と左側の衿の間にタオルを挟んでそのうえから帯を結びます。帯を結ぶ位置はアンダーバストとおへその間くらい、肋骨の下あたりにするとはだけにくいですよ。
ちなみに浴衣の衿は右が下、左が上です。分からなくなったときは、右手が差し込めるかどうかで確かめてください。右手が浴衣の中に差し込めるようなら衿合わせは合ってます。反対になると死装束の作法になってしまいますよ。
歴史の上でも浴衣はパジャマ代わりだった
浴衣というと夏祭りや花火大会のイメージがありますよね。
でも浴衣の歴史をさかのぼると、江戸時代は銭湯で湯上りに着ていました。そしてそのまま寝巻として使っていました。それから、外出着としても使われるようになりました。
そのころ花見や盆踊りに揃いの浴衣で行くのが流行し、それが今に伝わり現在はお祭りに行く時に浴衣を着るようになったのです。
ざっと浴衣の歴史を紹介しましたが、このように浴衣はもともと寝巻として使われていました。戦前の時代がテーマのドラマでは寝巻に浴衣を使用しているシーンがあったり、日常的に浴衣(着物)を着ているのを見ますよね。
江戸時代の人たちが浴衣を湯上りに着たり寝巻として使っていた理由は、
・風通しがよく涼しく快適に着られるから
・吸水性があるので汗をよく吸うから
だったようです。今のように洋服がまだ日本に伝わっていない時代だからというのもありますが、睡眠時に快適に過ごすために浴衣を着ていたんですね。
ですから寝るときに浴衣を着るのは、快適に眠るためのひとつの方法なんです。言い過ぎかな?(笑)
浴衣をパジャマ代わりにすると快適に寝られる
浴衣パジャマをおすすめする理由は
◇エアコンや扇風機で寒い時も、浴衣を来ていれば快適
◇夜間の授乳が寒くない
◇暑い時は衿を開いたり裾をはだけさせることで、体温調節ができる
◇脇の部分が開いているので風通しがよい
◇快適に寝られることで睡眠の質が上がり、翌日の仕事・家事・育児がはかどる!!!!
浴衣を普段着ることがなくても、普段から着ていても、寝るときにまで浴衣を着る人は少数派かもしれません。旅館で浴衣で寝るのが楽だと感じたことがあるのなら、もしかすると自宅でも浴衣で寝てみたらその快適さにハマってしまうかも・・・?