こんな方におすすめ
- 着物を着てみたいけどたたみ方が分からない
- 初心者でもできるたたみ方を知りたい
と思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では
着物を広げると元に戻せなくなりそうで着付けにチャレンジするのに躊躇している。
着物のたたみ方が知りたい。
そんな方に見ていただきたいです。
基本の着物のたたみ方
着物をたたむときは、平らで広いスペースがあるとやりやすいです。
敷物をひくとホコリや髪の毛がつきにくいですよ。大きなシートがあると◎!
私は掃除機をかけたフローリングでたたんでます。
本だたみ
襟が自分から見て左側にくるように、着物を広げます
手前の水色の線の部分を奥側に折ります。
縫い目に合わせて自然にたたむといいです。
赤の点線で折り返します。
水色の線の部分が手前の縫い目と合えばOKです。
奥の濃い青線部分を手前の青線に合わせます。
赤線のあたりに縫い目があるのを確認してください。
先ほど確認した部分を手前の縫い目に合わせます。
首元の部分を拡大するとこんな感じです。
画像のようなかたちでたためるとキレイです。
ピンクの線同士を合わせます。
手を通すそでの部分が二重になっている状態です。
上の方にあるそでを折ります。
向かって右側の端を左側に持っていきます。
手前のそでは着物の重なりの一番下になるように折って、終了です。
着物の収納方法
着物をつつんでいる紙は「たとう紙」
古くからモノを包むための紙をしていて、漢字では「畳紙」と書きます。
着物をたとう紙で包むようにして保管するときによく使われています。
繊維同士にスキマが多く通気性が高い、和紙で作られているものが多いです。
たとう紙の役割
- 通気性に優れるのでカビから守る
- 日焼けやホコリから守る
- 中身がズレにくいのでシワが付きにくい
- 出し入れしやすくする
このようなメリットがあるのでたとう紙が使われています。
ただしずっと交換していないたとう紙は湿気をしっかり吸ってしまっている可能性があります。
そのようになったたとう紙は湿気を吸い込んでしまっているのです。
洋服用の除湿剤と一緒で、たとう紙も定期的に交換することをおすすめします。
たとう紙は呉服店やネットで買えますよ。
100均商品でたとう紙の代用
ダウンジャケット用の収納袋を代用する方法もあります。
不織布は通気性に優れていますし、ファスナーで開け閉めできてラクです。
着物の収納場所
一般的には、湿気を一定に保てることや防虫効果が高いことから、「桐のタンスが最適!」と言われています。
桐タンス以外の収納場所
◇きもの収納ケース
◇プラスチック製の衣類用収納ケース
◇スチールラック
◇衣類用のタッパー
タッパーというと食品の収納のイメージがあると思いますが、衣類などを収納できるサイズのものもあります。
また昔の家と比べて現代の家は密封性が高いので湿気が溜まりやすいです。
湿気は着物の大敵なので上手に除湿グッズを使っていきましょう。
◇ボックス型の除湿剤
◇除湿シート
◇シリカゲル等の除湿剤
などがあると安心です。
正絹の着物は湿気が大敵ですよー!!!
帯の収納方法
たたんで平らに置くのが一般的です。着物と一緒に平置きするといいです。
他にも着物がたくさんある・・・という場合はそれぞれ別にたとう紙に包む方がいいです。
詰め込みすぎるとしわになったり、湿気がたまってカビの原因になります。
着物のたたみ方は一度覚えてしまえばかんたんです。
収納方法なども参考になれば幸いです。